日本各地でクマの出没・被害が急増しており、地域住民の安全確保や農林業被害の抑制が喫緊の課題となっています。このような状況を受け、ドローン等を活用した監視、追い払い、生息調査などの新たなソリューションへの期待が急速に高まっています。
JUIDAクマ対策テクノロジー・ショーケース
「JUIDAクマ対策テクノロジー・ショーケース」では、JUIDA団体会員の皆様が取り組む優れた技術やアイデアを紹介いたします。本ショーケースでの紹介を通じて、自治体・地域団体・研究者・企業の皆様がクマ対策の検討・推進に資する機会となり、今後の持続的かつ効果的な対策の構築に寄与することを期待しております。
掲載団体一覧(五十音順・敬称略)
Island Biyori Co., Ltd.
高精度自動航行ドローンによる、多機体での熊被害防止・多用途ソリューション
弊社の熊被害防止ソリューションは、全機体が広報器や照明装置を搭載可能で、夜間飛行にも対応。自動航路設定や一鍵帰還機能により、少人数でも持続的な監視体制を実現。高精度自動航行ドローンを活用し、監視・追い払い・広域管理の3段階で現場対応を最適化。軽量・折りたたみ設計の小型機は迅速な展開が可能で、熱赤外線と高精度測位により熊の早期発見をサポート。中型機は柔軟なペイロードと安定した飛行性能、優れた耐風性により、安全かつ効率的な追い払い活動をサポート。大型機は重荷物や広域装備の運搬が可能で、災害時や広範囲管理にも活躍。段階的な運用により、迅速な現場対応とリスク低減を両立し、多機体の連携で熊の早期発見から被害防止まで、効率的かつ安全な運用を可能にし、現場での即応性と持続的な被害防止体制を実現。


連絡先:island.biyori@gmail.com
関連サイト:https://www.islandbiyori.com/service-drone-bear.html
株式会社スリーアイバード
クマ早期発見・追跡・位置情報共有システム(ドローン×AI)
秋田県五城目町のDアカデミー東北開発するAIでクマを自動発見・追尾するドローンシステム。暗視・赤外線カメラ搭載で最大1時間飛行可能。バッテリー切れ前の自動帰還や後続機への監視引継ぎ機能も備える。 操縦士が離陸・初期探索を行い、AIがカメラ映像からクマを検知すると自動追尾に切り替わる。位置情報は緯度経度で自動計算され、専用アプリで行政・警察・猟友会とリアルタイム共有できる。機体からスピーカーで住民への注意喚起も可能。 最大の特徴は、体の大半が隠れていてもクマを認識する高精度AI技術。2025年には熊牧場でツキノワグマとヒグマをあらゆる角度から撮影し、深層学習で精度を向上させた。2026年の実用化を目指し最終段階に入っており、青森・岩手など複数自治体から問い合わせが相次ぐ。今後は猟友会と実地訓練も予定。(特許出願中)

Terra Drone株式会社
クマをドローンで撃退!クマよけスプレー搭載ドローン
クマの問題が広く認識される以前からこの課題に着目し、地方自治体や消防、地域団体の協力を得ながら、熊よけスプレーを搭載したドローンを開発し、2025年冬、熊よけスプレー搭載型ドローンを発表。 特定のパイロットのみが操縦できる体制では、熊出没時の初動対応に時間がかかってしまい問題の根本的な解決にはならないため、誰でも簡単に飛行させることができる機体の開発を進め、地域の方々が迅速に対応できる環境づくりに取り組んでいる。ドローンをより身近で当たり前の存在とし、地域の安全確保と社会課題の解決に貢献。現在、今よりもさらに長時間飛行が可能な機体や赤外線カメラを搭載し、害獣対策だけでなく災害対応にも活用できる機体の開発も進めている。

連絡先:ren.nakajima@terra-drone.co.jp
関連サイト:https://terra-drone.net/24892/
福井県
赤外線ドローンを活用したクマ対策の委託事業
人の生活圏にクマが出没した際に、藪の中や建物内部など人の目が届きにくい場所に潜まれた場合、捜索には大きな危険を伴う。
このような状況において、赤外線機能を搭載したドローンや屋内飛行が可能な小型ドローンを活用することで、市町職員や有害鳥獣捕獲隊員等の人的リスクを大幅に低減するなど安全かつ効率的な対応が可能となる。
一方で、市町のドローン運用は機材操作の習熟度に大きな差がある、人事異動等により専門性の高い職員の確保が困難など様々な課題がある。
本委託事業では、県がドローン機材とともに操作に習熟した専門人材を現地に派遣することで、市町や関係機関の負担を軽減するとともに、初動対応の迅速化と現場の安全性向上を実現し、地域住民の安全確保に貢献することを目指している。

連絡先:shizen@pref.fukui.lg.jp
関連サイト:https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/shizen/tixyouzixyuu/tukinowaguma2.html
株式会社Prodrone
クマ境界線防衛プロジェクト
林業専門のGEEP Forest(株)、測量データの(株)ビジュアル・システムズの3社共同で「クマ境界線防衛プロジェクト」を推進。本取組は事後的な「駆除」ではなく、事前の「ゾーニング(棲み分け)」による防衛を目指すソリューション
- 特徴 調査:UAV LiDARで森林を高密度スキャンし、AIで樹冠下の動物や侵入経路を特定する「ハザードマップ」を作成。 防御:マップ上の防衛ラインを「獣害追い払いドローン」が自律パトロール。赤外線検知、音と光の警告、忌避剤噴射で侵入を防ぐ。
- 実績・展望:2026年1月の実証で、点群データから約1.5mの鹿の特定に成功。今後はサーマル画像と統合し、持続可能な共存社会を目指す。
- クマ撃退ドローン
- 動物画像
連絡先:moriuchi@prodrone.com
関連サイト:https://www.prodrone.com/jp/release/10232/
リーガライト行政書士法人
【法務支援】エリア単位のレベル3.5申請、特例飛行支援など
熊の調査・捕獲を行う自治体、事業者への支援実績あり。
以下のサービスを通じ、制度面と現場運用の両面から、安全性と機動性を両立した体制づくりを支援。
- 野生動物の移動に対応したエリア単位でのレベル3.5申請
- 自治体向けの許可承認なしの特例飛行のガイドライン制定
- 自治体と民間事業者のドローン活用に関する協定支援

連絡先:info@lega.or.jp
関連サイト:https://naka4.com/drone/ryokin-level35/
