『令和6年度大分県・豊肥地区総合防災訓練』参加(協力)報告
2024年9月29日(日)、大分県豊肥地区(竹田市及び豊後大野市)で実施された『令和6年度大分県・豊肥地区総合防災訓練』に、一般社団法人 日本UAS産業振興協議会 【JUIDA】が参加(協力)を致しました。
大分県での大規模災害発生時における災害対応能力の向上を主眼として、自治体と関係機関・団体との連携強化ならび地域住民の共助精神の高揚を目的とした本訓練に「災害時における物資輸送等の協定」締結後、初の訓練参加(協力)したことを報告いたします。
■9月29日9時より、大分県知事が視察される中、当会からは理事 久保大輔が訓練に参加致しました。
■9月29日午前前段に、ドローンによる物資輸送訓練、後段にパトロール訓練を実施致しました。集中豪雨及び南海トラフ地震が発災した想定のもと、経路途絶された避難所に対する通信機材(starlink)の輸送及び警察と連携した避難地域の窃盗被害に対する容疑者の捜索(パトロール飛行)を行いました。
パトロール訓練では、JUIDA認定スクールのある株式会社ノーベルに操縦及び捜索協力をしていただきました。
■物資輸送訓練
物資輸送訓練は、①経路途絶した避難所近傍のグラウンドへドローンによる輸送、②受領した物資(starlink)を避難所へ運搬、③避難所での設置の順に実施いたしました。
佐藤大分県知事より、災害時のドローンの有効活用(物資輸送等)に理解を示して頂くとともに、能登豪雨災害の状況や教訓事項について共有し、JUIDAと大分県の連携の重要性を確認いたしました。
■パトロール訓練
パトロール訓練は、①避難住民が窃盗被害を警察へ通報、②警察がドローン事業者(株式会社ノーベル)へ捜索協力を依頼、③パトロール飛行、④不審者発見後に警察へ連絡の順で実施いたしました。
パトロール訓練において、大分県警や県防災局員は、災害時のドローンによる防犯飛行が避難地域における窃盗に対する抑止効果として十分発揮でき、窃盗事案発生時の不審者捜索においてもドローンの活用が効果的であると評価していただきました。
■本訓練への調整を主体的に担われた大分県(新産業振興室)の方々、そしてこの訓練に積極的に協力していただいた株式会社ノーベル様に敬意を表しますとともに、心から御礼を申し上げます。