日本下水道管路管理業協会とドローンデモンストレーションを開催
一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は、2025年10月23日(木)に公益社団法人 日本下水道管路管理業協会(管路協)と連携し、共同で「下水道施設におけるドローン活用デモンストレーション」を実施いたしました。
埼玉県八潮市で2025年1月に発生した道路陥没事故を受け、国土交通省では有識者による検討委員会が立ち上げられ、管路メンテナンス技術の高度化・実用化に向けた取組について議論が進められています。
この中で、地下空間の安全性確保を目的とした下水道管路管理技術の重要性が改めて明確になり、あわせて、管内での作業は極力「無人化・省力化」を目指し、点検・調査等を自動化・高精度化する技術の実装が求められています。
検討会では、具体的な方向性として以下の3点が掲げられました。
・精度の高い点検・調査(High Quality)
・作業安全の確保(No Entry)
・早期の実装(Early Adoption)
これらの視点から、下水道管路点検分野におけるドローン活用が大きな注目を集めています。
こうした背景を踏まえ、JUIDAは株式会社Liberawareおよびブルーイノベーション株式会社の協力のもと、管路協関係者を対象に実機デモおよび技術説明を実施しました。実際の下水道管路環境を想定したデモンストレーションを通じて、地下空間・下水道施設におけるドローン運用の可能性と有効性を提示しました。
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下水管路の模擬施設を備えた日本下水道管路管理業協会の管路研修センターで実施
実際に管路の中にドローンを入れ飛行させました
- 株式会社Liberawareのデモフライト。超狭小空間点検ドローン「IBIS2」に興味津々
- ドローンを管路内におろす様子をカメラに収める参加者
- ブルーイノベーション株式会社の屋内点検用球体ドローン「ELIOS 3」
- 実際に管路内でドローンを飛行できる操縦体験は順番待ちができるほど大盛況
JUIDAは、今後も日本下水道管路管理業協会と連携を深め、下水道分野におけるドローン技術の社会実装と安全・効率的な維持管理の実現に向け、継続的な支援と協力を推進してまいります。
【ドローンデモンストレーション関係各社】
・公益社団法人 日本下水道管路管理業協会
https://www.jascoma.com/
・株式会社Liberaware
https://liberaware.co.jp/
・ブルーイノベーション株式会社
https://www.blue-i.co.jp/





