インドネシアのJUIDAファミリーがコロナ禍を経て来日、板橋ドローンフィールドを視察
コロナ禍以降初めて、JUIDAのMOUパートナーであるインドネシアファミリーがJUIDA会員やインドネシアの来賓とともにJUIDAを訪問しました。この訪問団には、JUIDAインドネシアの運営を担う中央宣興やモストポ大学の学長が含まれ、インドネシアの最新情勢や今後の協業体制について幅広く意見が交わされました。
訪問の一環として、2024年10月1日に三井不動産をはじめとする複数の企業が協力して開設した「板橋ドローンフィールド」を視察しました。この施設は、物流拠点とドローン開発の実証を組み合わせた次世代型の開発施設であり、ドローンの配送技術や運用管理の検証を行える環境が整備されています。さらに、屋内外の広範な飛行エリアや専用テスト設備を活用し、物流の効率化だけでなく、災害時の支援活動やインフラ点検といった多様な用途に対応する技術の研究が進められています。訪問者からは「素晴らしい」「我が国にも欲しい」といった感嘆の声があがりました。板橋ドローンフィールドは、網で囲まれたフィールドでの教習や建物の点検訓練などが可能な多機能施設です。多用途に活用されることで、さらに可能性が広がると期待されています。詳しい施設情報については以下をご覧ください。
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2024/1002_02/
視察中には、Blue Innovationが地元の日本大学豊山女子高等学校ドローン部の部員にドローン指導を行う様子も見学しました。高校生たちが熱心に取り組む姿に感心させられるとともに、ドローンが次世代を担う若者たちにしっかりと根付いていることを実感させられる、心温まる光景でした。Blue Innovationと高等学校との取り組みについては以下もご参照ください。
https://www.blue-i.co.jp/cloud_mobility/column_10.html
今回のJUIDA訪問や板橋DF視察を通して、インドネシアファミリーやJUIDA会員と、これからも密接な連携を図りながら、両国のドローン産業の発展に真摯に取り組むことを改めて確認し合いました。技術革新や規格策定、教育活動の分野でそれぞれの強みを活かし、互いに支え合いながら持続可能な成長を目指していくという意欲的な姿勢が共有され、充実した訪問を締めくくる形となりました。
■本件に関するお問合せ
JUIDA国際チーム:ohzora@uas-japan.org